飛び出す絵本は、作り方が簡単なので子どもでも楽しく工作ができます。
子どもと一緒に楽しめる工作、何かないかな?
そんなふうに感じている方にぴったりなのが「飛び出す絵本」です。
作り方が簡単なので、小さな子どもでも楽しく取り組めます。
立体的に動くしかけにドキドキしたり、物語の世界に引き込まれたりと、子どもにとって特別な魅力が詰まったアイテムです。
材料も身近なものばかりで、手軽に作れるのも嬉しいポイント。
親子で一緒に取り組めば、作品とともに素敵な思い出も残せます。
- しかけ「バネ」の作り方
- しかけ「切り込み」の作り方
- 飛び出す絵本の作り方
- 飛び出すしかけのバリエーション
飛び出す絵本は「しかけ絵本」のカテゴリーで人気です。
縦長でほどよい厚みの本は、置いておくと雑貨のよう。
2歳ごろから中学生、大人までもが夢中になる、何度でも読み返したくなる一冊です。

飛び出す絵本の作り方は子どもにもできる?簡単な方法を紹介

飛び出す絵本の作り方は、子どもにもわかりやすく、すぐに楽しめるのが魅力です。
基本のしかけが非常にシンプルで、ハサミやのりを使った工作ができる年齢であれば子どもでも無理なく取り組めます。
なかでも「バネ」や「切り込み」といったポップアップの基本技法は、少しのコツをつかめばどんどん応用が可能。
「もっと大きく飛び出すようにしたい」「この場所に絵を貼ってみたら面白そう」など、子どもなりのアイデアが自然と湧いてきます。
そうした工夫を重ねるなかで、想像力や手先の器用さも育っていくでしょう。
今回は、飛び出す絵本の基本となる2つのしかけ、「バネ」と「切り込み」の作り方を紹介します。
親子で一緒に取り組んで、世界に一つだけの作品作りを楽しんでみてください。
バネで飛び出す動物
基本として用意するものは以下のものです。
- 色画用紙
- 折り紙
- 色鉛筆やクーピー
- はさみ
- のり
- ものさし

- ①幅1.5cm、長さ15cm程度の画用紙を2本用意する。
- ②2本の画用紙を直角に交差させ、交互に折り重ねる。
oplus_0 - ③最後まで折り終えたら、端をのりで固定し、余った部分ができたらカットする。
oplus_0 - ④バネの上下にのりを塗り、飛び出すパーツ(キャラクターや装飾)を接着する。
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5分ほどで完成しました!
小学2年生の娘は、バネの折り方を幼稚園でやったことがあったそうで「懐かしい~」と熱中していました。
切り込みで3段ケーキ
- ①台紙を半分に折る。
oplus_0 - ②折り目に対して垂直にカットする。
oplus_0 - ③カットした部分に折り目を付け、中に折り込む。
oplus_0 - ④先ほどより幅を狭くカット(一番上の紙のみ)し、折り目を付け、中に折り込む。
oplus_0 - ⑤ ④を繰り返す。
oplus_0 - ⑥開いて形を整えたあと、ケーキや周りに装飾をすれば完成♪
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こちらも10分かからず完成しました。
2段目、3段目を作るときのカットは、一番上の面だけにハサミを入れるよう気を付けましょう。
開いたとき、想像以上のワクワク感がありますよ。
普段は比較的クールな娘ですが、台紙を開いて3段ケーキが飛び出すと「おぉ!」と声を上げて、笑顔になっていました。
飛び出す絵本の作り方で本を作ろう!物語やページを設定

しかけの作り方が分かると、「いよいよ絵本が作りたい!」という気持ちが自然と湧いてきますよね。
一見難しそうに感じられるかもしれませんが、少しのコツを押さえるだけで、驚くほど本格的に仕上がります。
今回は、ポップアップの基本である「切り込み」のしかけを活かし、ページをめくるのが楽しくなる飛び出す絵本の作り方を紹介。
物語としかけがぴったり合わさることで、作品の世界観がより豊かに広がるでしょう。
子どもの好きなキャラクターや季節のテーマを取り入れて、思い出に残る一冊を親子で一緒に作ってみてはいかがでしょうか。
- ラベル①ストーリーを考える
例)「だいすきなどうぶつ」「女の子の冒険」など。昔話や流行りのお話のショート版もいいですね。
oplus_0 - ラベル②ページ構成を考える
初めての場合は、5ページほどがおすすめ。どのページにどんなしかけを入れるか考えると作業がスムーズ。
- ラベル③材料を準備する
基本の材料に加えて、装飾で必要なものがあれば準備します。カッターがあると良い場合は、保護者が作業するか、近くで見守りましょう。
- ラベル④ページを作る
画用紙を半分に折ってページを作り、切り込みやバネのしかけを貼り付けます。背景の装飾をするとページが賑やかになりますよ。
- ラベル⑤ページをまとめる
順番に重ねて、背をのり付けまたはホチキスで止めましょう。最後に台紙を重ねると、表紙が整って製本された本のようになります!
oplus_0 - ラベル⑥世界にひとつの飛び出す絵本の完成!
達成感とわくわく感の詰まった飛び出す絵本をお楽しみください。
飛び出す絵本の作り方が分かったらしかけを増やそう

飛び出す絵本には、バネや切り込みといった方法の他に、さまざまなしかけがあります。
切り込みは、ページを180℃開くとしかけが平らになってしまう弱点がありますよね。
これから紹介するしかけの作り方ですと、ページを全開にしても飛び出すしかけがそのまま楽しめますよ。
ページを開いても飛び出す絵本のしかけを紹介します。
開くと飛び出るしかけ
- ラベル①虹を描いたパーツを切り出し、端を約1㎝山折りにする
- ラベル②半分に折った台紙に、ページをまたぐように貼り付ける
- ラベル③端に雲を装飾するとより可愛く♪
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動きのあるしかけ
- ラベル①メインパーツを切り出す
今回は飛行機に乗るうさぎにしました。
- ラベル②幅約1.5㎝長さ約8㎝の紙を切り出す
持ち手にして動かします。
- ラベル③台紙に約3㎝の切り込みを2カ所入れ、②の紙を通す
台紙の切り込みをくぐるように通します。
- ラベル④持ち手の先にパーツを付ける
背景に空の装飾をすればよりリアルに♪
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絵本にするには分厚さが気になるので、ポップアップカードとしてプレゼントするのがおすすめです。
きっと相手にも、印象に残る素敵なカードになりますよ。
飛び出す絵本の作り方は子どもにも分かりやすい?仕組みを解説!まとめ

- 飛び出す絵本は、作り方が簡単なので子どもでも楽しく工作できる
- 作り方は、子どもにもわかりやすく、すぐに楽しめるのが魅力
- 「バネ」と「切り込み」は簡単にできる
- 「切り込み」のしかけを活かして、ページをめくるのが楽しくなる
- しかけを作って絵を描くだけで立派な絵本の完成
- 絵本を作るときは5ページくらいがおすすめ
親子で一緒に作れば会話が弾み、楽しい時間が過ごせます。
また、子どもがひとりで黙々と作業に取り組む姿も、成長を感じられる大切なひとときです。
工作の時間は、想像力や創造力を育むだけでなく、親子のコミュニケーションにもつながります。
飛び出すしかけで冒険心をくすぐる作品が多く、大人も子どもも夢中になって読み返します。
読み聞かせをしていても、平面の絵本とは違った味わいを楽しめますよ。
自分へのプレゼントとしても持っていたくなる「しかけ絵本」を選んでみて下さい。

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